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全粒穀物(玄米、全粒小麦、全粒ライ麦)の栄養素

埼玉県川越市、喜多院前の「はすのかカフェ」という小さなお店の厨房にいる男のブログです。

 

玄米、全粒小麦、全粒ライ麦の主な栄養素についてまとめてみました。
比較するために、白米、強力粉の栄養素とともに、小豆(あずき)のデータも添えてみました。

成分単位全粒紛小麦強力粉1等玄米白米ライ麦小豆備考
たんぱく質g12.811.82.82.512.78.6
カリウムmg330899529400430
カルシウムmg2617733127
マグネシウムmg1402349710043
リンmg130641303429095
mg3.10.90.60.13.51.6
亜鉛mg30.80.80.63.50.9
mg0.420.150.120.10.440.3
マンガンmg4.020.321.040.352.150.44
セレン4739112㎍=マイクログラム
モリブデン442634306590㎍=マイクログラム
ナイアシンmg8.53.13.60.84.22.2
ビタミンB6mg0.330.060.210.020.220.11
葉酸48161036523㎍=マイクログラム
パントテン酸mg1.270.770.650.250.870.43
ビオチン111.72.50.59.53.3㎍=マイクログラム
食物繊維mg2.72.71.40.313.312.1
リノール酸mg730730320801000140

※可食部100gあたりに含まれる数字。
※日本食品標準成分表(八訂)2023年より

 
こうして比較してみると、総合的に、栄養価の面では米よりも小麦のほうが優れているということが言えそうです。

それにしても「精製されていない穀物」と「精製された穀物」とでは栄養価があまりに違い過ぎて、ほぼ別物。
小麦粉と白米は、もともと備わっている素敵な栄養素のほとんどがそぎ落とされた抜け殻と言ってもいいかもしれません。


全粒穀物と精製穀物、それぞれがいま現在世の中でどう扱われているか、どのようなポジションに立っているか。
そこに日本人の食に対する意識水準が反映されている気がしています。

とりあえず、美味・華美・希少性といったあたりを深追いしすぎて、食するという行為に本来求めるものを見失ってんじゃね?、そんな食文化がけっこう広く深く定着してると感じています。

食にたずさわる事業者として、全粒穀物の価値をもっとしっかり発信していこうとあらためて思っているところです。

 

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はすのかカフェ

食べることが生きがいのような食いしん坊夫婦が切り盛りしている腸活要素満載の小さなカフェです。お近くにお出かけの際は一度覗いてみてください。

住所:日本 埼玉県 川越市 小仙波町 1-3-7-2

営業時間:11:00-16:00

 ※不定期でトワイライトカフェ(~19時)実施しています。

定休日:金曜

電話番号:049-214-1814

ウェブサイト:https://cafe.hasunoka.jp

インスタグラム:https://www.instagram.com/hasunoka/